西馬込の南馬込おかばやし耳鼻咽喉科 馬込 大田区 耳鼻科

南馬込おかばやし耳鼻咽喉科

医師紹介

ごあいさつ

はじめまして。
この度、南馬込おかばやし耳鼻咽喉科を開業いたしました、岡林 大と申します。

私は生まれは広島ですが、物心がつく前に東京へ転居し、その後高校卒業まで東京で過ごしておりました。

家系的に医療職が多いというわけでもないのですが、高校生の頃の私は、いつしか病気で辛い思いをしている方の力になりたいと思うようになっておりました。

特に小児の治療に関わる医師が、高校生の頃の私の理想像でした。

努力のかいもあり、運良く生まれの地である広島の広島大学医学部に合格し、その後無事医師国家試験の合格した後8年間弱ほど、広島の地で耳鼻咽喉科の治療に携わって参りました。

約2年前に家族の都合があり再び東京へ戻りましたが、その後盛業されている耳鼻咽喉科クリニックの副院長として2年間勤務し、この度南馬込のこの地で、開業させていただくこととなりました。

耳鼻咽喉科というと、耳と鼻とのどを診ているだけの科、このように思われている方も大勢いらっしゃると思います。

しかし実際は耳鼻咽喉科のカバーする疾患や領域は非常に大きく、脳の下にある頭蓋底部から、概ね鎖骨のあたりに至るまで、背中側を除きほぼ全て耳鼻咽喉科の領域なのです。

大きな病院では、たまに「耳鼻咽喉科・頭頸部外科」という少し難しい名前の看板を背負っているところもありますが、まさに疾患概念として、適切な言葉だと、いつも思っています。

クリニック勤務をするまでの8年間、耳鼻咽喉科・頭頸部外科の手術に携わらない日はないというくらい、外来・病棟・手術に関わってきました。

小さな手術は、局所麻酔で済むものもありますが、大きな手術は形成外科や口腔外科、消化器外科、心臓血管外科、脳神経外科の先生と一緒に手術することもありました。

耳鼻咽喉科・頭頸部外科領域は解剖学的に実は非常に難解であり、1つ1つこなしてゆく事で、この難解な解剖学的構造が少しずつ理解できて、それが次第に1つにまとまっていく感動は今でも覚えております。

話が長くなりました。耳鼻咽喉科のクリニックにいらっしゃる方は、鼻風邪・のど風邪、中耳炎といった、非常にありふれた病気で困っていらっしゃることが多いですね。

これらの病気は一般的に対症療法的な治療を行うことで、改善に向かうことが多いですが、中には重篤な状態につながる方もいます。首にシコリを触れる方の中には、重篤な病気が隠れていることもあります。

また、突然聞こえが悪くなり、早めの治療介入な必要な突発性難聴、同じく突然顔面の動きが悪くなり、早めの紹介が必要な顔面神経麻痺、他にもたくさんの病気があり、これらの病気を本質的に理解するためには、この難解な頭頸部外科領域の解剖学的理解が不可欠です。

たかがのど風邪、されど致命的となることもあるのど風邪(急性喉頭蓋炎や深頸部膿瘍、扁桃周囲膿瘍など)の奥には、ただ薬を飲んでおけばいいというわけではない、しっかりと診察を受けなければならない理由が、必ず存在しております。

もちろんお母さん・お父さん方を悩ませる子供達の鼻風邪・中耳炎も、しっかりとケアしなければいけません。

社会構造の変化に伴い、1歳を超えるあたりから集団保育を受ける子供達も多く見受けられる様になりました。

子供の免疫力は大人と違って発展途上であり、どうしても風邪を移し、そして移されあうことは避けられません。

子供は生理的に鼻呼吸をします、ですから、鼻風邪をひき鼻が詰まると非常に寝苦しくなり、何度も夜中に起きてしまいます。

鼻風邪をひいた子供の夜泣きで苦労された経験の1つや2つ、子供のいらっしゃる御夫婦ならばあるのではないでしょうか?

長引く鼻風邪は慢性滲出性中耳炎という、痛みのない中耳炎へと繋がります。子供は自分で症状を訴えることがあまりありません。

耳鼻咽喉科医に指摘され、初めて子供が慢性滲出性中耳炎であることを知る親御さんも多くいらっしゃいます。

クリニックは大きな病院と異なり、CTもありませんし、血液検査で詳細な検討を行うことも難しいです。

しかし実際に目で診て、患部をさわって、ファイバーで観察して、あるいは聴力検査をして、眼振検査をして…。当院で行うことは数多くあります。

その中で、まず問題ない病気と、見逃してはまずい病気をしっかりと見極めること、これが私の使命であると考えております。

治療を続けていてもなかなか改善が認められない方もいらっしゃいますが、必要があれば専門病院へ適切に紹介させていただき、もし何かしらの異常が認められなかったとしても、患者様の症状がある以上は、当院からも継続して経過を追わせていただこうと考えています。

この南馬込の地で、耳鼻咽喉科の病気に苦しみ、悩んでいる方々の力になれるよう、尽力する所存です。今後ともなにとぞ、よろしくお願いいたします。

南馬込おかばやし耳鼻咽喉科 院長 岡林 大

経歴

資格