大田区西馬込の南馬込おかばやし耳鼻咽喉科 都営浅草線 馬込

南馬込おかばやし耳鼻咽喉科

鼻の検査
(ファイバー検査)の
ご案内

鼻腔ファイバーとは

胃がんを確認するには胃カメラをします。大腸がんを見つけるには大腸カメラをします。医療用語では、胃カメラは上部消化管内視鏡検査、大腸カメラは下部消化管内視鏡検査と言います。

当然、鼻の中の病気を見つけるには、鼻腔カメラを行います。鼻腔ファイバーと言ったりもします。

最近では胃カメラも径の細いものができて、鼻から胃カメラをすることも増えました。

しかし胃カメラのファイバーは細いものであっても耳鼻咽喉科で使用するファイバーよりも太いものが多く、鼻の中を観察することはあまりありません。

広い側の鼻から通して、食道を早く確認することを優先します。

耳鼻咽喉科での鼻腔ファイバーでは、ファイバーが入る場所をすべて確認します。

鼻の入り口である鼻前庭部をまず通した後、嗅裂という嗅覚を感知する部位を観察します。

その後、中鼻道という、副鼻腔炎の際に腫れたり、膿が出る部位を観察し、鼻の術後の方であれば開放された中鼻道内、篩骨洞・上顎洞内も観察します。

その後蝶篩陥凹周囲を観察し、上咽頭を確認、これを両方の鼻腔に対して行います。

検査でわかること

では、これによって診断や早期発見できる病気は何でしょうか?

急性副鼻腔炎の診断

一番多くファイバーを行う理由となる疾患は、急性副鼻腔炎です。

副鼻腔炎は副鼻腔に膿がたまる病気ですが、この膿の排泄路が主には中鼻道なのです。

ですから、中鼻道からの排膿所見を確認すること、及び症状との一致があることを確認し、急性副鼻腔炎として治療することとなります。

また、改善してきたかどうかも、症状及び鼻腔内ファイバー所見によってある程度判断できますので、その後のフォローにおいても非常に有用な手段と考えます。

その他の疾患

他に鼻腔ファイバーを行うことのある疾患としては、鼻出血嗅覚障害、鼻腔ポリープ(鼻茸)などが挙げられます。

鼻出血はよくある鼻の入り口からの出血ではなく、よどみなく流れる多量の鼻出血の場合、鼻腔後方から出血していることが多く、出血点を確認するために施行する場合が多いです。

また、連日続く鼻出血の場合、腫瘍出血であることもあり、腫瘍性病変を除外するためにファイバーを行うこともあります。

嗅覚障害については、嗅裂という嗅覚を感じる特定の鼻粘膜部位に問題がないかどうかを確認できます。

ポリープなどがあれば、それを改善するための治療を行うことになりますし、問題なければ、嗅覚障害のページで述べましたが、外用薬による治療を行うこととなります。

鼻腔ポリープや鼻腔腫瘍は、ファイバーを行って初めて確認できることが多く、特に鼻腔ポリープは副鼻腔炎に慢性的に罹患することで発生することが多いです。

お子様の鼻腔ファイバー検査

お子様で鼻のファイバー検査を行う場合もあります。具体的にどういった状況で行うことがあるかというと、

上記の場合、ファイバー検査を勧めることはあります(もちろん希望があれば施行するという流れですので、強制的に施行することはありません)。

いずれにしても、病気の経緯を確認し、必要な場合には適切な検査を施行し、現状を評価することで病気の診断の正確性を増し、適切な治療を行うことにつながります。