西馬込の南馬込おかばやし耳鼻咽喉科 馬込 大田区 耳鼻科

南馬込おかばやし耳鼻咽喉科

クリニックブログ

南馬込おかばやし耳鼻咽喉科のクリニックブログです。
病気や治療のことに関わらず、日々のクリニックの様子など日常的なことを書いていけたらと思います。

責任を持たない言葉を、
安易に信じてはいけません(2022.7.25)

7月下旬に差し掛かろうというところですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

夏風邪というものは、基本的に子供が主体なのですが、今年はコロナウィルスも猛威を振るっています。

それだけコロナウィルスが易感染性だということなのでしょう。

RSウィルスやヒトメタニューモウィルスの感染も方々から伺います。

因果なことですが、感染対策を行うほどに、感染症に罹患する頻度が落ちるため、しばらく抗体を形成していない時期が生じることとなり、ひいては軽い症状で済むものも、高熱や重い症状につながることがあるのではないかと考えられます。

つまるところ、気道感染症に関わるウィルスを根絶することは困難であり、これは以前ブログの記事でも書いたかもしれませんが、ウィルスは、はるか昔から人類や他の生物とともに進化してきたわけですから、ある程度はそういったものだと認識した上で対応するしかないと考えます。

ワクチンは重症化予防には効果があることが分かっているので、特に重症化のリスクがある高齢者や基礎疾患がある方から優先的に4回目のワクチン接種が進んだことも、理にかなっているといえます。

そして、軽い症状で済む方も多ければ、また重症化する方もいる。

これも感染症の特徴です。

他の記事でも書いておりますが、感冒といっても幅が広く、扁桃周囲炎や扁桃周囲膿瘍、急性喉頭蓋炎などの緊急度の高い気道疾患もあります。

高齢であれば重症化するという決まりはなく、若年でも命を落とすこともあります。

肝心なことは、薬を飲んでおけばいい、といった安直な発想は危険だということです。

そして、生と死はいつも隣り合わせにあり、永遠の命はないということです。

100歳近くまで健康に生きる方もいらっしゃれば、若年にして癌に罹患される方もいらっしゃる。

肝心なことは、自分で決めつけず、また安易に周囲の方の意見をうのみにせず、おかしいなと思えば早めの診察を受けるということかと思います。

自分の命は、つまるところ自分しか責任を負えません。

何かあってもだれかのせいではないのです。

また、周囲の方が「問題ないんじゃない」といったとして、その後何か重篤な疾患が見つかっても、その方はその言葉の責任を取りません。

責任を持たない言葉を、安易に信じてはいけません。

これは市中にあふれる本やインターネットの情報についても同じです。

それだけ、責任を持った言葉を発するということは、大変難しいことなのです。

匂いの記憶(2022.6.7)

6月になりました。例年通り梅雨入りとなり、めまいや難聴の方が増える時期でもあります。

今年は小学校でもプール解禁となるところが多いようです。

鼓膜穿孔(鼓膜に孔があいている状態です)があるとプールでおぼれてしまいますので、耳鼻科検診で耳垢があり鼓膜が見えない方は、学校検診でチェックが入る時期でもあります。

新型コロナウィルス感染症の影響でマスクをつける生活を余儀なくされていますが、外にいるときのマスクは政府からも、外すことを推奨する条件が出ております。

アウトドアの際に、マスクを外していて実感することとして、マスクをしていると嗅覚がかなり落ちてしまう、というものがあります。

嗅覚は原始的な中枢神経の1つですが、記憶と深いつながりがあり、マスクがある状態とない状態ではずいぶんと嗅覚に差があるものです。

発達途上にある子供たちにとって、これから経験する様々なことは、かけがえのない思い出となっていくわけですが、その時感じる匂いの記憶はとても大事なことのではないかと考えています。

COVID-19は依然として残ってはおりますが、感冒がこの世から無くなることはありません。

時代に合わせた様式、そして適切なバランス感覚を今後も維持し続けていきたいと思います。

自分の健康は自分でしか守れない(2022.5.9)

5月になりました。皆様いかがお過ごしでしょうか。

ゴールデンウイークは、だいぶ人手が戻ったとのニュースが多く、少し安堵しました。

いまだ2類感染症扱いのCOVID-19ですが、諸外国ではだいぶ規制緩和が進んでいるようです。

医療をしているものとしては、もちろん病に向き合うことは大事ですが、国家の安寧があっての医療ですから、経済活動を蔑ろにしていいと思っている医療者はいないのではないかと思います。

それに、病は気から、とも申します。やはり休日にしっかり気分転換ができることはとても大事なことです。

風邪はどうしてもひいてしまうし、のど風邪で命を落とすこともあります。

これはCOVID-19が流行るよりずっと前からそうでしたし、今でも扁桃周囲膿瘍や喉頭蓋炎ともなれば、緊急で総合病院へ紹介しますが、これも皆様の中では、のど風邪の中の一つとしての認識でしょう。

死を意識するからこそ、生がある

今でこそ、クリニックでの勤務を行って久しいですが、総合病院での勤務時代は、多くの頭頸部癌の患者さんを担当しておりました。

亡くなっていく方も少なからずいらっしゃいましたから、やるせない気持ちになることも多いし、悲しい気持ちになることも多くありました。

医療者は死と向き合うことが他職の方に比べればはるかに多いと思います。

死と向き合うことは、同時に今生きていることへの感謝にもつながります。

死を意識するからこそ、生があるのだと、つくづく思います。

そして、思いもかけないことで致命的となることもあります。

人生100年時代といわれますが、決して100年の寿命が保証されているわけではありません。誰がCOVID-19の流行を予想できたでしょうか。

100年健康に生きようと思えば、様々なことに気を使わなければ、健康に生きていくことは難しいです。

耳鼻咽喉科領域だけでも、

といった様々な問題が降りかかってきます。

特に嚥下障害は思っているよりも致命的となることが多く、脳梗塞後などから発症し、誤嚥性肺炎へとつながり、入院退院を繰り返しているうちに体力の低下を招き、急速に動けなくなっていくことも多いです。

気になることがあれば、ご相談ください

なんだか暗い話ばかりになってしまいましたが、肝心なことは、自分の健康は自分でしか守れないということです。

何か気になることがあれば受診し相談することで、解決できることも多くあります。

もっと早く相談しておけばよかった、ということになる前に、気になることがあれば、是非受診し相談してください。

自然の移ろいは本当に規則正しく、美しい(2022.3.22)

3月中旬となりました。

今年は花粉飛散よりも2月の寒さが印象深いこともあり、暖かさとともに急に花粉症症状を感じる方も多かったのではないかと思います。

やはり寒いと外に出るのも億劫になりますからね。

自分のことで何ですが、猫の額ほどの庭で園芸をしておりますが、特にバラは1月中に植え替えをするのが望ましいのですが、今年は寒さと腰の重さで先延ばししてしまい、先日やっと終えたところです。

重い鉢を動かすのはなかなかつらいものがあります。

春になると色々な花が咲き、気分も高揚するものですが、花粉症となるのは風媒花といって風にのって運ばれる花粉だけで、皆さまの多くが花として認識するものの多くは、虫媒花といって虫が花粉を媒介します。

園芸店にいくと、この寒い時期でもハナアブが花の蜜を吸っているのを見かけましたが、こういった自然の移ろいは本当に規則正しく、美しいものだなといつも思います。

コロナワクチン3回目と
今年もやってくる花粉の季節(2022.2.8)

年初より忙しい日が続いておりますが、気づけば2月に入りました。

3回目のコロナワクチン接種は医療関係者は先んじて接種が行われ、我々も3回目接種後もうすぐ1ヵ月経過する形となります。

現在は高齢者の方を中心に接種を進めておりますが、ワクチン接種については日々情報が刷新されるため、調整が本当に大変な状況です。

いずれインフルエンザワクチン接種のように自前で仕入れ、接種する形になるのでしょうが、現在は政府や保健所が在庫数を管理している状況です。

さて、今年はスギ花粉の飛散量が昨年より増加し、2月上旬より飛散が始まるとの予想です。

すでに目のかゆみなどを感じる方もいらっしゃっていますね。花粉症対策は早めが肝心です。

以前までの服薬内容などをお薬手帳などで確認できる場合は、初めて来院される方でも長期処方での対応が可能です。

また、もちろん当院を受診し花粉症に対する処方をしたことのある方も、長期処方の対応が可能です。

皆様のご来院をお待ちしております。

新年のご挨拶
ご自身や家族のことを
判断する時代(2022.1.13)

皆様、新年あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

オミクロン株の拡大でなんとも言えない気持ちになる部分はありますが、東京は昨年末前からの感染者数の減少期間は、つかの間のリフレッシュ期間でしたね。

私は昨年のお正月に初詣に行けなかったので、昨年秋の緊急事態宣言があけて少ししてから、遅ればせながら参拝してまいりました。

お正月には参拝者が増えるかと考え、今年の初詣は近くの神社に留めておきました。

今後また同じように緊急事態宣言が出るのか、あるいは方針が変わるのか、政府の動向を追っていくしかありませんが、コロナが始まった当初と異なり、緊急事態宣言中の行動様式、あるいは緊急事態宣言終了後の行動様式の変化に、皆さま、ある程度慣れてこられたのではないかと思いますが、いかがでしょうか。

この先何年もこういったことが続くとは思えませんが、その時々の状況に従いながら、自分の人生、家族の人生についてどうするか、常に判断していくことがとても大事な時代となりました。

これについてはコロナ禍が終わった後も同じことだと思います。

今年も当院が地域の皆様にできることを常に考え、実践しながら、地域貢献に努めてまいります。今年もよろしくお願いします。